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2099話

「そこまで考えて、彼女は歯を食いしばった。急いで息子を下ろそうともせず、何とか微笑みを浮かべた。「金水、千二百は叔母さんには出せないわ。座って話し合いましょう」

そう言いながら、彼女は近づいてきて、脇からそのまま小屋の中に入ってきた。その丸みを帯びた尻がしっかりと俺にぶつかった。

その弾力のある感触に、俺の心は一気に活発になった。この女は何を考えているんだ?

座って話すのに小屋の中に入るなんて、息子に見られたくないという暗示なのか。へえ、こんな展開があるとは。

俺の心は一気に高ぶり、立ち上がって中に入った。中は真っ暗で、外よりも見づらかった。

手近に油灯に火をつけた。寝る前なら惜しんだと...