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2064話

「くそっ!まさか臆病者扱いされるとは。腹の底から怒りが頭まで沸き上がった。俺のどこが度胸なしに見える?

おっさんだって我慢できねぇよ。結婚資金なんてどうでもいい。どうせ最初の一笔はもらったんだ。飛んでいくのが怖いわけないだろ?俺を臆病だと?お前を種付けしてやるぜ!」

彼は大きな手を翻すと、彼女をテーブルに押し付けた。片手は胸に、もう片方は下へと這わせ、小さな動きを繰り返す。前回車の中でしたように、全く遠慮なく!

「んっ……あっ」蘇妃は思わず小さな口を開いて声を漏らし、顔を紅潮させながらも、目には興奮と励ましの色が浮かんでいる。「そう、これよ。私が欲しかったのは……あっ……イタズラ好きな弟...