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1927話

「そういや、俺も気づいたら大きくなっちまったな。村の同い年は学校行くか出稼ぎに行くかだ。そうなると、あの手この手でエロい女どもも俺に目をつけるようになったってわけだ」

なぜモテるようになったのか分かると、俺はもう得意でたまらなかった。以前は誰も俺を外に連れ出してくれなかった。出稼ぎも行きたくても当てがなかったんだ。いいぜ、今じゃ村中の女が俺を頼りにしてるってわけだ。

出稼ぎなんて行くもんか。あいつら一年中働いても肉を食える回数は知れてる。大金かけて嫁を迎えて家に置いておくだけだ。だったら俺、金水が彼女らの仕事を手伝って、ついでに「水道」も通してやるってわけさ。

道中は色んなことを考えてた...