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1916話

頭の中では一瞬は劉翠兒のことを、また一瞬は李桂蘭のことを考えているうちに、時間はあっという間に過ぎていった。

気がつけばもう昼時だ。今度は劉翠兒が直接ご飯を持ってくるだろう。前回の教訓を踏まえれば、王梅梅をここに寄越して邪魔をさせることはないはずだ。

案の定、遠くから足音が聞こえてきた。ふと目を向けると、劉翠兒が竹籠を提げてこちらに向かってくるのが見えた。二人の目が合った瞬間、胸がときめいた。

間違いなく、劉翠兒は李桂蘭よりずっと積極的で、知っている手管も多い。

俺の心はたちまち活気づいた。この女、まさかここで俺と一戦交えるつもりじゃないだろうな。俺は俺の飯を食って、彼女は下で別の「飯」を食う...