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1817話

アリスは小野の言葉を聞いた途端、顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに俯き、こう言った。「わ…私、実は18歳なんです。部族では、もう大人扱いで、だから、だから…」

アリスは自分の服の裾をずっと握りしめていた。本当は私に残ってほしかったのだが、隣にいる小野の頼みを断るのも気が引けた。アリスが困った様子で返事に窮しているのを見て、私は彼女の小さな頭を撫でながら言った。「大丈夫だよ。今夜は小野と一緒に過ごしなさい。僕は別の部屋を用意するから」

私が背を向けて立ち去ると、アリスはようやく顔を上げた。その瞬間、私の姿は彼女の瞳の中で何倍にも大きく映っていた。彼女は小野お姉さんの言う通り、私が間違いなく良い...