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1782話

「もし私から修行に役立つものを得たいと思っているなら、それは間違いなく失望することになるだろう」

私は李振天からここで天地の霊物を手に入れられるなどとは期待していなかった。あったとしても、李振天はきっと自分で使っているはずだ。彼はただ、どこでそのような宝物が手に入るのか知りたいだけなのだろう。

心の中の疑問を李振天に話してみると、彼はやや驚き、困惑した様子で少し考え込んだ後、言った。「最近、この街の地下オークションで大きな競売会が開かれる予定だ。おそらくそこにお前の求めるものがあるかもしれない」

「だが、たとえ私であっても、確実にそれらの宝物を手に入れられるとは言えないがな」

李振天の話...