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1765話

「余計な話はよせ!」

すぐに李嫣然が私を押さえつけ、パトカーに乗せた。警察署に戻るとまたしても私は取調室へと連行された。

今回は周山は来ておらず、李嫣然は冷たい表情で尋ねた。「8月9日、あなたはどこで何をしていた?誰と一緒にいた?」

私は少し考え込んだ。8月9日と言えば、エイミーたちと「一龍戦三鳳」をした日ではないか?

そう思うと思わず笑みがこぼれた。その笑顔を見た李嫣然は急に表情を変え、「ふざけた顔をするな。言っておくが、今回は大変なことになっているんだ。法の裁きから逃げられると思うな」と言い放った。

李嫣然は立ち上がり、私の前に近づいて続けた。「今度こそ必ず法の裁きを受けさせてやる...