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1415話

「俺がそんな人間だと思っているのか?」

「俺は単純なんだぞ!純粋無垢だってことを分かってくれよ」

無夜はそれを聞いて、軽く笑った。

「信じるか!この老いぼれ、腹黒いくせに!」

「私の体つき見たいなら素直に言えばいいじゃない?別に見せてあげないわけじゃないのよ?」

その言葉を聞いた私は、思わず胸が高鳴り、慌てて口にした。

「ほ、本当か?」

「本当に見せてくれるのか?」

無夜の漆黒の瞳に、一筋の悪戯っぽい光が宿った。

「嘘よ。ほら、興奮しちゃって!」

それを聞いた私は、濁った瞳に怒りの炎が灯った。

「なんだよ、騙すのか?」

「どうしてそんなことを!こんなに純粋な老夫を、よくも騙したな?」

「ふん、...