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1412話

妖艳な水色の瞳はやや蕩けており、整った顔には酔いの色が浮かんでいたが、それでも意識ははっきりと頷いていた。

私は思わず口元に悪戯な笑みを浮かべて言った。

「いいだろう、こんなに暑いんだ、賭け事でもしようじゃないか!」

「大小当て!」

「外した方はね、一杯罰として飲むこと、そして、服を脱ぐこと!」

私は淡々と言い放った。声は極めて静かだったが、濁った瞳からは思わず淫らな色が漏れ出ていた。

無夜は整った顔に可愛らしい表情を浮かべ、少し朦朧とした様子で尋ねた。

「服を脱ぐ?それはちょっとまずくない?」

「私は、高貴なお姫様なのよ、どうして簡単に服なんか脱げるの!」

「ふんふん、だめよ!」

無夜は...