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1410話

「ははは、君はとても綺麗だね!一緒に恋の歌を歌いたいな!」

無夜は一瞬にして、また冷たく傲慢な性格に戻ったかのように、軽く鼻を鳴らし、ツンデレ気味に言った。

「いやよ、私なんて汚いおじいさんと話したくないわ!」

「ふん、超ひねくれてるんだから!」

私はそれを聞くと、顔の笑みが一気に曇り、震える声で言った。

「おじいさん?確かに私はおじいさんだが、活発な細胞もまだ持っているんだぞ!」

「それに体力だってなかなかのもので、何より、このおじいさんの歌声は決して悪くないんだ!」

無夜は漆黒の瞳に一筋の軽蔑の色を滲ませた。

「ふん、嘘つき、あなたみたいなおじいさんに何の元気があるっていうの!」

「きっと...