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1408話

「妖艳」も明らかに変化に気づいていた。水色の瞳を大きく見開き、信じられないという表情を浮かべている。

「なんで?あたしの肌がちょっと透き通るようになったの?」

「なんなのよ、これ!」

無夜の整った顔に、微かな笑みが浮かんだ。心は穏やかで、何の動揺も見せなかった。

丸々一刻ほど経って、私はようやく反応した。濁った顔に驚きの色が浮かぶ。

「すごいな。体内の血の巡りを促進させ、活性化することで、肌を美しくし、脳の働きを高めるというわけか」

私は淡々と言った。その言葉には何の感情の起伏もなかった。

もとより神医である私は、人体の分析において並外れた能力を持ち、一目で核心を見抜いたのだ。

ずっと...