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1383話

「はい、ご用件は何でしょうか？お力になれることがあれば」

少女の態度は、すでに非常に低姿勢で、言葉遣いも極めて丁寧だった。一人の老人に対してこのような態度を取るというのは、実に珍しいことだ。

私は少女の態度に満足したようで、軽く頷き、顔にかすかな笑みを浮かべながら淡々と言った。

「大したことじゃない。会社を登記するだけだ」

この言葉に、少女だけでなく、ホール内の多くの人々も一瞬固まり、驚いた目で私を見つめた。

会社登記自体は大したことではないが、目の前のみすぼらしい老人にとっては、考えられないことだった。

褐色のボロボロの服に様々な色が混ざり、顔中にシワが刻まれている。まさに土に還る寸前の老人...