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1339話

隣の黒髪の青年はそれを見て、清純な少女の雪のような肌に手を伸ばし、撫で始めた。端正な顔には満足げな表情が浮かび、少女の悲鳴など全く気にする様子もない。

その時、清秀な少女も恐怖から我に返り、手に力を込めながら、か細い声で言った。

「何してるのよ!離して!」

しかし二人は少しも容赦せず、漆黒の瞳に淫らな光を宿したまま、少女の悲鳴をよそに執拗に触れ続けた。

すぐに、元は柔らかな白いドレスはずたずたに引き裂かれ、少女の雪のように白く滑らかな肌があらわになった。その肌は異様な輝きを放ち、人を惑わせる魅力に満ちていた。

傍らの通行人たちは呆然と見つめ、漆黒の瞳に信じられないという色を浮かべていた。...