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1335話

「はははは、すごいじゃないか!」

「極陰の体に寒気の力!ふむふむ、なんとも不思議な力だ」

彼は非常に真剣な様子で褒め称え、無夜に視線を向けると、思わず満足げな表情を浮かべた。

「よし、お前の極陰の体の力を見込んで、もう一押ししてやろう!」

言葉が終わるや否や、私の濁った瞳に一筋の鋭い光が走り、ボロボロの袋から小さな翠緑色の針を取り出した。

翠緑色の針は全体から緑色の光を放ち、まるで鼓動のように明滅している。広々とした空間の中で、独特のリズムを刻み、不気味な雰囲気を醸し出していた。

私は目を輝かせ、それからためらうことなく右手を上げた。一筋の漆黒の光が一瞬で走り、針は確実に無夜の雪白の肌に刺さっ...