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1161話

「劉おにいちゃん、見て。あそこで何かあったの?」

小雅は好奇心を抑えきれず、私の腕を引っ張りながら尋ねてきた。その瞳は興味で輝いている。

「ちょっと寄ってみようか。何かあったみたいだね」

会社を出た私は、先ほど小雅にからかわれて湧いた怒りもだいぶ収まっていた。それに昨夜はあの小さなロリータにひどく搾り取られて、今も腰が痛んでいる。

急いで用事を済ませる必要もないし、どうせ彼女はそばにいるんだから逃げられるわけでもない。一緒に行って、少しでも親睦を深めた方がいいだろう。

「うん、行こう!」

私の言葉を聞いて、小雅の機嫌は一気に良くなった。

実は彼女はそれほど物好きではなく、あちらで何が起きている...