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1107話

「もう行っていいですか?」

その言葉が落ちるや否や、葉雪は長く美しい脚を上げて外へ歩き出した。魅惑的なストッキングが歩くたびに揺れ、私の中の熱を燃え上がらせる。

だが葉雪が三歩も歩かないうちに、彼女の全身が突然震えた。灼熱の気が体中に満ちわたり、前代未聞の渇きが全身を支配し始めた。

この状況では馬鹿でも薬に問題があることがわかるだろう。彼女は信じられないという表情で私を見つめ、美しい瞳には殺意が宿っていた。

「この畜生、よくもあたしに媚薬を盛ったわね?」

「絶対に許さないわよ……あんたは……」

だが言葉が終わる前に、彼女の目に宿った理性は全身の渇きに取って代わられ、熱い眼差しで私をじっと見つめ...