花都の逍遥

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1089話

「美女が老人に興味を持つはずがない。私が通り過ぎると、ほとんどの女性の目には本能的に嫌悪の色が浮かぶ。

だがそんなことは気にせず、私は道行く美女たちを真剣に眺め続けた。

突然、私が見入っているまさにその時、後ろから幼さの残る冷たい声が聞こえてきた。

「ちょっと待て」

振り向くと。

目に飛び込んできたのは一人の少年だった。流行りのジーンズにクールな装いで、漆黒の短く刈り上げた髪。全身から陽の光のようなオーラを放ちながらも、瞳の奥には極めて冷たい傲慢さを隠していた。

彼は傲然と歩み寄り、水色の瞳を白葉に向けると、その目に淫らな色が浮かんだ。

清秀で、あどけなく、長い脚に、純潔さ——私好みのタイプだ...