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1088話

火照った美女が一歩前に出て、顔に無理やり微笑みを浮かべた。

「こんにちは、術言と申します。術姉(じゅつねえ)と呼んでもいいですよ」

美しい女の子が優しく私を起こし上げたが、何かを言う間もなく、少し様子がおかしいことに気づいた。

濁った目で彼女を見つめ、顔中に欲望をあらわにしながら、荒れた手で彼女を撫で回している私がそこにいた。

「オレは…いつからゲームを始められるんだい?」

術言は頭が混乱していた。「おじさんの相手をさせられるの?冗談じゃない」

断りたかったが、会場のルールを思い出し、仕方なく歯を食いしばった。

「今から始めましょう、おじいさん。これから踊りますので、付き合ってくださいね?」

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