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1085話

「お前たちは彼を追い出したのか？それに侮辱までしたというのか？」

護衛は不思議に思った。たかだか四十歳の老人に過ぎないのに、なぜ目の前の若き主がこれほど気にするのか。それでも正直に答えた。

「そうですとも！私たちは彼を追い出しただけでなく、侮辱し、さらに痛めつけてやりました。私に言わせれば、あんな奴は...」

言葉が終わらないうちに、護衛は何かがおかしいことに気づいた。周囲の空気がいつの間にか冷たくなり、隣の護衛を見ると、全身が震えていた。

痩せた護衛は目に疑問の色を浮かべ、実に愛らしく、真摯に尋ねた。

「どう...したんですか？」

しかしその言葉が落ちるや否や、葉刺骨の無限の怒りが...