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1055話

「以前は何度もチャンスを逃したけど、あの可愛くて繊細な娘を必ず落とせると信じて、自分の体調管理を欠かさなかった。

この方面では、方円十数キロの村々の中で、俺が二番目と言えば、誰も一番だとは言えないほどさ！

うちの代々伝わる秘伝は男女の営みに効く調合薬で、お客さんの数も一、二を争うほどだ。それに俺は医術を半生かけて研究してきて、そういった事にも精通している。そうでなければ、今でもこんなに凄まじい腕前を持ち続けられるはずがない！」

芳芳がトイレに入るのを見て、俺は周りを見回した。誰も注目していないことを確認すると、すぐに後を追った。

今の俺の心は澄み切った鏡のようだ。芳芳はさっき明らかに俺が後...