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1043話

その時、突然オンドルの上から張秀琴の声が聞こえてきた!

その声に俺はビビって立ちくらみがした。もう駄目だ。

心臓がドキドキと激しく鳴っていたが、それは興奮からではなく恐怖からだった!

張秀琴がベッドで寝ているというのに、芳芳と、それも無理やりあんなことをしようとしているところを見つかったらどうなるんだ?

俺はゆっくりと首を回し、ベッドを見た。すると、張秀琴の胸元が大きく開いていたが、目はしっかり閉じられていて、顔には薄く赤みが差していた。

芳芳もやっと俺の束縛から逃れ、ベッドに目をやった。張秀琴が寝言を言っただけだと分かり、ようやく安堵のため息をついた。

「私はお母さんが好きな男の人なのに、も...