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1024話

「だから、私は彼の鋭気を避けるため、逃げる選択をした。

そもそも、彼が使っているのは秘術だ。秘術は長く持続しない。今、無理に彼と打ち合う必要はないんだ!」

轟!

私が身をかわした瞬間、葉承の両掌が闘台に叩きつけられた!

硝煙が立ち込め、砕けた石が飛び散る!

私がさっきまで立っていた場所が、彼の一撃で崩れ落ちたのだ!

途端に、周囲から驚きの声が上がった!

くそっ、この闘台は大理石で作られているんだぞ。普通のハンマーでは傷一つつけられないはずだ。

なのに彼の一撃は、闘台の一角を粉々に砕いてしまった!

この力は砲弾の威力に匹敵するんじゃないか?

それも重砲だろう!

「恐ろしすぎる...