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1018話

唐剑の顔色が変わった!

霊師の攻撃は武者のそれとは異なる。たとえ自分の境地が洪大師より高くても、正面から受け止めるわけにはいかない。そこで彼は後退し、擂台の上に幾筋もの残像を残した。

唐剑の動きは素早かったが、黒気の速さも負けてはいない。執拗に唐剑を追い詰めていく。

瞬く間に唐剑は少々慌てふためいた様子になった。何しろ擂台の面積はそれほど広くなく、さらに片腕を失った練屍も同時に彼を追いかけていたのだ。

すぐに唐剑は擂台の隅へと追い詰められ、逃げ場を失ってしまった。

皆が彼のことを心配し始めた。

だが私はそうではなかった。唐剑は黄級後期の高手だ。必ず自分の切り札を持っているはずだ。

洪大師...