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1009話

空中にいた男、その顔にはすでに勝利者の笑みが浮かんでいた。

俺も蹴りを放った！

ドン！

バキッ！

二本の足が空中でぶつかり合う。

骨の折れる音が響いた。

中年の男は軽々と俺の頭上を越え、背後に着地した。

「ぐっ！」

苦悶の声を漏らす！

振り返ると、彼はすでにリングに座り込み、顔面蒼白になっていた。

なんと彼の脛が曲がっていた。

滑稽だ。

自分の足の骨が折れたと思ったのだろうが、実際は自分の方だったとはな！

ふん、どれほど硬い足でも何になる？

俺は玄級の境地なのだからな！

彼の足が鉄板にぶつかったようなものさ！

だが、そこまで容赦なくやるつもりはなく、脱臼させただけだ。

彼はすぐに這い上がり、信...