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184話

間もなく、食卓を囲んでいた一同は場所を変えて引き続き楽しもうという話になった。普段は仕切り役の小覇王や源兄が続けて席を外していたため、話を切り出したのは李瑞溪だった。

「こうしようよ、隣に新しくオープンしたカラオケ店があるじゃない。どうせ近いし、前から何人か歌いたがってたでしょ。歌いたい人は歌って、歌わない人はフルーツプレート頼んでサイコロゲームとかするの、どう?」李瑞溪は皆の注目を浴び、自分が采配を振るうこの感覚をすっかり楽しんでいて、思わず少し浮かれ気味に話していた。

みんながこの提案に次々と賛成し、満足げな様子で一斉に外へと押し合いへし合いしながら向かった。

徐静姝と鹿妙は最後尾を...