無良男妃

174話

青白い空、太陽もまぶしく白く輝き、空はその白さが目に刺すようだった。

紫色の花びらが風に乗って舞い、彼の半開きの瞼の上に落ちた。少し上向きの長い睫毛に触れ、空から降り注ぐ眩しい光を遮る。

白い手が彼の目の前を横切り、薄く透明な爪先で花びらを摘み、それをそっと取り除いた。

淳璟は目を細め、瞼の下で瞳を動かし、睫毛越しにぼんやりとした姿を捉える。それは近づきたくなる、心が温かくなるような顔だった。

その手が彼の額を撫で、花びらを枕元に置き、額にかかった髪を払いのけ、熱を確かめるように額に触れる。「落霞城から荷葉糕と子酥餅を持ってきたわ。それに慕夏叔母さんが手作りの果物の砂糖漬けと、小さな壺...