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877話

「苦笑しながら言った。「従姉さん、俺のどこがダメなの?俺、進路変えた方がいいのかな?」

「昨日のことは、従姉さんが見たようなものじゃないんだ!」焦って言うと、また胃の中がひっくり返るような感覚に襲われ、吐き気を堪えるのがやっとだった。

従姉さんが俺から離れていくと思うだけで胸が痛くなる。どんなことがあっても、従姉さんには俺から離れてほしくない!

従姉さんは首を横に振った。「小然、あなたが悪いわけじゃないの。悪いのは私の方」従姉さんは顔を上げ、口元に苦笑を浮かべた。「小然、説明しなくていいわ。全部分かってるから。あなたを信じてる。あなたがそんなことするはずないって」

眉をひそめた。なぜ従姉さんは...