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747話

従姉の話によると、街頭の監視カメラで義兄によく似た人物が映っていて、それが実家の近くだったとのこと。だから従姉は警察と一緒に義兄を探しに行ったそうだ。

その知らせを聞いても、僕はまったく喜べなかった。義兄が戻ってくることを少しも望んでいないことに気づき、自分の考えに気づいた瞬間、自分を平手打ちしたい気分になった。

僕は静かにため息をついた。どうやら従姉との間のあの関係は、いつまで延期になるのか分からない。もしかしたらこれで完全に終わりになるかもしれない。

今夜もまた長い夜になりそうだ。以前は従姉が怖がって一緒に寝ていたから、そんな生活にも慣れてきていたのに、従姉がいきなりいなくなって、少...