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725話

「でも、まだ二つ目の条件があるんだ」僕は表情を変えて言った。「この条件はなしにする!諦めるよ!二つ目の条件は、君と一度しようってことだ!」

幸い二つ目の条件を出しておいたから、そうでなければこの不満を飲み込むはめになるところだった。

俗に春宵一刻は千金の価値ありというが、今夜はどうしても従姉を落とさなければならない。

しかし従姉は首を振って言った。「ダメよ、小然。約束したでしょ、必ずあなたの最初の条件を叶えるって!今夜は何を言っても無駄よ、絶対にあなたと一緒に寝るんだから!」

僕は苦笑いした。従姉はまだ譲らないつもりだ。時間稼ぎをしたいだけだとわかっている。

「この条件が終わったら?...