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61話

劉瑩瑩がそう挟んできた瞬間、僕は完全に頭が真っ白になった。慌てて劉瑩瑩の方を見ると、彼女はようやく僕を離してくれたが、顔は既に赤くなっていた。明らかに、さっきは自分を抑えきれずに、僕のあそこに触れてしまったのだ。

僕の心が揺れた。前回の出来事を経験して以来、劉瑩瑩も男性に対して執着を持つようになったのだろう。さっき僕に触れられて、男性を求める気持ちが湧き上がり、思わず僕のものを挟んでしまったのだ。

「林然、わざとじゃなかったの。本当にごめんなさい」劉瑩瑩は急いで謝った。

僕は緊張した様子の劉瑩瑩を見て、わざと分からないふりをした。「どういう意味?なんで謝るの?」

「あ……何でもない、さ...