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552話

その時、私も手の打ちようがなくなった。私はマッサージを学んでいて、人体のツボについてはある程度理解している。実際、この仕事をしていると、半分医者のようなものだ。結局、医療と健康維持は切り離せないものだし、私たちマッサージ師は両方を担っている。少し大げさに言えば、私を半分医者と呼んでも過言ではない。

思い切って藁にもすがる思いで、従姉の腹部をマッサージし始めた。マッサージしながら、今日何を食べたのか尋ねてみる。

従姉は全てを包み隠さず答えた。今夜も李剛と一緒に接待で外食し、かなりの量のお酒を飲んだという。二日酔い防止の薬を飲んでいたようだが、そんな使い方は本来の目的ではない。

従姉が飲んだ...