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472話

「李霞さん、これはまた何をやってるんだ?」

私は本当に訳が分からなくなっていた。

従姉は服を着るとすぐに部屋を出て行った。

振り返ると、李霞はすでにベッドに横たわっていた。彼女は笑いながら人差し指で私を誘うように「李先生、もう邪魔する人はいないわ。マッサージしてくれるかしら」と言った。

言い終わるや否や、李霞はすぐに服を脱ぎ始めた。だが、李霞の魅惑的な体を目の前にしても、まったく興味が湧かなかった。今の私の頭の中は従姉のことでいっぱいだった。さっきあと少しで従姉との距離が縮まるところだったのに。

それなのに、こんなタイミングで邪魔が入るなんて!

今は李霞が憎くてたまらないというのに、マッサージ...