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459話

「もちろん覚えているわ」と従姉は頷いた。続けて彼女の顔に少し困った表情が浮かんだ。「でも、然くん、もういいんじゃない?」

いいはずがない!従姉の表情を見て、私はより一層決意を固めた。どうあっても続けるつもりだ!従姉のあの表情を見てみろ、もしかして自信がなくなったのか?

従姉は自分の表情が完全に私に見透かされていることなど知る由もない。私の自信はますます強くなった!どうやら今日は何があっても勝ち確定だな!

だがこのままで終わらせるわけにはいかない!

「従姉ちゃん、待って、続けるだけじゃなくて、ちょっと違う提案があるんだ!」と私は笑いながら言った。

従姉は一瞬きょとんとして「どんな提案?...