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451話

私は真っ直ぐ浴室のドアまで歩いていった。浴室のドアは半透明で、しかも従姉がちょうど入浴中だったため、すでにすりガラスには湯気が満ちていた。これではもはや何の遮蔽物もないようなものだ。

浴室のガラス越しに目をやると、はっきりとは見えないものの、従姉の美しいシルエットがおぼろげに確認できた!

誰がこの体を見ても、あの思いが湧き上がるに違いない!

この体は絶対に李剛に汚させるわけにはいかない。

私は静かに浴室のドアをノックした。

中の水音が突然止み、従姉がドアの近くまで来て尋ねた。「どうしたの?何かあった?」

私は苦笑いしながら、先ほど思いついた策をすぐには言わずにこう言った。「お姉ちゃん、お...