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395話

「こんなに重たいものを抱えて…」私は溜息をついた。この感覚は本当に不思議で、徐々に自分も感情が湧いてきた。

従姉にすぐにでも手を出したい気持ちがどれほど強かったことか。でも結局は我慢した。

眠気と必死に戦いながら。

やっと眠りに落ちかけた時、ふと溜息の声が聞こえてきた。

その溜息を聞いた瞬間、私はすぐに目が覚めた。従姉が私に不満を持っているのではないかと心配になったからだ。

「従姉さん、どうしたの?何かあったの?」私は急いで尋ねた。

「小然、また起きちゃったの?もう寝てると思ってたわ」従姉は驚いた様子で言った。

私は首を振って答えた。「大丈夫だよ。従姉さんどうしたの?何か悩み事で...