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371話

「だが俺の目的は張玉倩の尻ではない!今は別の狙いがあるんだ!」

私の手は自然と下へと伸ばしていった。そして、ついに奇妙なものに触れた!

それに触れた瞬間、私の目が輝いた!ついに見つけたぞ!

それはファスナーの引き手だった!

私は片手でそのファスナーの引き手を掴むと、一気に後ろへ引いた!

張玉倩は悲鳴を上げた。ファスナーを開けると同時に、私の手は後ろへと這わせた!

俗に「賊を捕らえるにはまず首領を捕らえよ」というが、今の私に必要なのは急いで張玉倩の急所を抑えることだ!だが手をファスナーから中に入れた途端、私の表情が変わった。指先に湿り気を感じ、ようやく気づいたのだ。張玉倩の中は何も着ていない!

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