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359話

私の心は激しく高鳴った。この機会をずっと待ちわびていたのだ。さっきから素晴らしいスタイルの人たちをたくさん見かけていた。まるであの時、灿姉の女湯に迷い込んだ時のようだ。

ただし今回は堂々と入場できる。

試着中の彼らが完全に無防備な姿を晒すわけではないだろうが、ほんの少しでも見られれば、それだけで儲けものだ。

私たちの前にはまだたくさんの人が並んでいる。韓瑶の後ろにぴったりとついていく私を見て、従姉もそのまま韓瑶についていかれるのが気に入らないようで、すぐに追いかけてきた。

しかし列に並んでいると、前方ですぐに騒ぎが起こり始めた。

「なんで入れないのよ!」ある人が怒鳴った。

私はこっそり目を細め...