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341話

「ここまで言われたら、始めなきゃ男がすたるな」と思い、思い切って手を中心に向かって動かした。

張月は目を閉じて小さく「んっ」と声を漏らした。彼女はもう長い間待ち望んでいたのだ。

ドンドンドン!

突然、ドアをノックする音が響いた。

「張月、マッサージ終わった?早くして、他の姉妹たちも待ってるわよ」外から女性の声が聞こえてきた。

この急かす声を聞いた瞬間、思わず罵り言葉が出そうになった。やっと自分の心の壁を乗り越え、まさにこれから始めようというところで、ゴールまであと一歩というのに、邪魔が入るなんて。

僕と張月は目を合わせると、彼女も少し緊張した様子だった。

「もういいわ、また今度にしましょ。とり...