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270話

私は心が動いた。彼女の要求なのだから、もう文句は言えないだろう。

そう思い、私は直接手を差し入れ、その豊かな双丘を掴んだ。

柔らかく、滑らかで、そして温かい。その感触に、私の手は震え、どうマッサージすればいいのかさえ忘れてしまった。

楠楠の体も軽く震えた。彼女は小さく喘ぎ、甘い吐息を漏らした。

私の心は興奮していた。急いで楠楠の様子を窺うと、彼女の顔は真っ赤で、物足りなさそうな表情を浮かべていた。彼女は小声で言った。「莉莉、あなたの手、すごく温かくて気持ちいい」

その言葉を聞いて、思わず笑いそうになった。さっきまで抵抗していたくせに。

だがその時、楠楠が突然言った。「莉莉、なんだか貴女の手、さ...