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26話

「なるほど、こいつ、私の叔母が帰るって聞いた途端に態度変えやがった。やっぱり何か企んでいるな」

そう思った瞬間、反射的に叔母を呼び止めようとした。

だがすぐにその考えは捨てた。あの男は入口に立っているし、ここは李芸の家だ。今叔母を帰そうとしても、帰れないどころか、事態がさらに悪化するかもしれない。

一瞬にして、私は板挟みの状況に陥った。

途方に暮れていた時、テーブルの上のライターに目が留まり、ふと一つの考えが浮かんだ。

叔母が部屋から出てくると、さらに何着かの非常にセクシーな下着を李芸に手渡した。

そのとき李芸はすぐにコップの水を一杯持って叔母に差し出し、「晴姉さん、まずはお水でも飲んで、少し...