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1091話

小武も暇ではなく、急いで個室のドアを閉め、先ほどの小窓も覆い隠した。

これで良かった。部屋の中はすぐに静かになった。

私は録音ペンを手に取るとすぐに再生してみた。聞いた途端、顔色が変わった。ジェイソンは嘘をついていなかった。彼は本当に一言一句、全てを録音していたのだ!

顔を上げると、小武も私を見ていた。小武の目が微かに動き、その意図が分かった。小武は張雅琪に手を出すよう暗示しているのだ。

私がどうして張雅琪に手を出せるだろうか。今回の目的は、ゆっくりと張雅琪に好きになってもらうこと。肉体でも魂でもどちらでもいい。そして少しずつ彼女の会社を手に入れることだ!

この目的を達成するために、ど...