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1090話

ほっと一息ついた瞬間、顔を上げると、なんと窓から廖淵の姿が見えた！廖淵はこんなにも大胆に、まだ入口から中を覗き込んでいるではないか！

幸い、まだ止めていなかった。張雅琪がふと動きを止めてしまわないよう、すぐに両手で彼女を抱きしめ、私の体に固定した。

廖淵はしばらく見ていたが、特に異変を見つけなかったのか、すぐに立ち去った。

廖淵が去ったのを確認して、やっと安堵のため息をついた。今日は本当に危なかった！少しでも油断していたら、完全にアウトだったところだ！

しばらく動かずにいた後、張雅琪も安全を確認したのか、ようやく名残惜しそうに私の体から離れた。彼女は周囲を警戒するように見回し、自ら入口...