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1089話

私は心の中で慌てふためいた。どうやらさっき従姉はまだ個室の中をはっきり見る余裕がなかったようだ。

確かにそうだ。個室の中は五色の光があふれ、外よりもかなり暗い。一目で中の様子をすべて把握するのはほぼ不可能だろう。

従姉はすでに目を細め、中を覗き込んできていた。

個室に私たち二人だけが残されてから、張雅琪は突然少し恥ずかしそうな様子になり、両手をもじもじさせながら言った。「あなたはどこの出身なの？」

張雅琪の言葉が終わるか終わらないかのうちに、私は勢いよく彼女に覆いかぶさり、すぐに唇を重ねた！

張雅琪の目は一瞬にして限界まで見開かれた！

でも今はそんなこと気にしている場合ではない！この状況では他...