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1079話

鐘麗の息を切らせる姿を見ていると、心の中で非常に満足感を覚えた。もし今夜本当に張雅琪に会えたら、きっとかなりのチャンスがあるだろう!

鐘麗は黙って首を横に振った。「あなたをこんなに長く知らなかったら、本当にこれが職業だと思うところよ!あまりにも手慣れてるわ。どんな女性だって耐えられないわよ」

鐘麗の言葉を聞いて、私は内心得意に思うと同時に、少し悲しくもなった。もし耐えられる女性がまだ一人いるとすれば、それはいとこだ!

彼女こそ私が最も手に入れたい女性なのに、皮肉なことにいとこはこれらすべてに無関心なままだ。

私は苦笑した。これこそが最も辛いことだ。

いとこのことを思うと、胸が痛んだ。...