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1061話

「何年もこちらで遊ばせてもらってるのに、まだそんなよそよそしい対応をするなんて」と廖淵は笑いながら言った。

二人はすぐに顔を見合わせて微笑み、お互いに数言の褒め言葉を交わすと、この件はそれで解決したことになった。

店主が立ち去るとすぐに、廖淵は私を見て「林然さんだよね？一緒に遊ばないか？」と言った。

廖淵がまさか私を誘ってカードゲームをするとは！私としては廖淵に一度でもしっかり勝ちたい気持ちはあったが、問題は私がカードゲームを全く知らないということだ。トランプを覚えられる年頃に目に問題が生じてしまい、今さら学びたくても力及ばずといったところだ。

苦笑いしながら首を振り、断ろうとした瞬間、鐘麗が...