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996話

これはまずい!張毅はピクリとも動けない。見つかったら大変なことになる!

「よし!やっと出てきた!」ちょうどそのとき、琪琪が歓声を上げた。琪琪と趙欣の助けで、劉純の前の座席とドアの間に挟まっていた右足がようやく持ち上がったのだ。

みんなに気づかれなくてよかった!

張毅はようやく安堵のため息をついた。

張毅は劉純を降ろす手伝いをし、彼女を抱き上げながら、ついでに服も整えてやった。

あの豊満な胸には自分の唾液がべっとりとついている。もし晶晶に見られたら嫉妬されるに違いない!

「ありがとう!みんなありがとう!」劉純は張毅に噛まれてビリビリする前胸に触れながら、自分の取り乱した様子を隠そうとした...