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979話

「あれ?なんでこの服、こんなに見覚えがあるんだ?」

叶浩はその後ずっと、なぜ振り返って一目見てしまったのかと激しく後悔することになる。見てはならないものを見てしまったのだから。

浴室の外の椅子に放り投げられていた見覚えのある男物のシャツを叶浩は手に取った。このデザイン、絶対に自分の服じゃない!

叶浩は服を手に取り、匂いを嗅いだ。間違いなく見知らぬ男のものだ!

おそらく——王雅の不倫相手だ!

叶浩は全身の血が頭に上るのを感じた!

彼は急いで王雅の服を探し始めた。案の定!

王雅の下着には白くてねっとりしたものがべっとりと付いている。触ってみると、粘つき、滑らかだ!

叶浩は天が崩れ落ちるような思いだ...