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960話

「カチッ!」という小さな音と共に、余晶晶のスポーツブラは張毅によって軽々と外された。締め付けられていた胸の圧迫感が一気に解放される。

それと同時に、さらに強烈な欲望が押し寄せてきた。余晶晶は全身の束縛から解き放たれたかのようで、もはや張毅に傷を見せるために来たことなど忘れ去り、むしろあの魔法のような手でもっと多く、もっと深く撫でてほしいと切望していた。

「ほら、全然痛くないだろう?」余晶晶が反応する間もなく、張毅の手には彼女のブラがすでに軽々と握られていた。

傷はやはり痂になりかけているだけで、張毅がこうして触れても出血する様子はまったくなかった。「少しマッサージして、消毒して薬を塗れば...