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853話

この一撃は効かず、張毅はもう一度同じことを繰り返した。そうして何度も。

シートベルトは劉純の胸の間を行ったり来たりと擦れ、彼女の豊満さをより一層分け隔て、ヒリヒリとした痛みも次第に強くなっていった。

だが痛みが生じるにつれ、劉純は何か違った心地よさを感じ始めていた。まるでそのシートベルトが自分に痛みを与えると同時に、不思議な快適さももたらしてくれるかのように。

これに劉純は思わず心の中で疑問を抱いた。まさか自分にMの被虐待傾向があるというの?

張毅は劉純の驚きを隠しきれない表情を見て、内心で笑いながらも何も言わなかった。こういう開放的な女性に対しては、もっと刺激的な喜びを体験させてやればいいの...