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580話

張毅の予想は見事に的中した。王漢は年を取り、あそこが効かなくなっただけでなく、老眼も霞んでいて、張毅の隣にいるぼんやりとした人影を娘の趙暁霞だと勘違いしたのだ。

于瑤はベッドの端に座っていたのに、王漢は目を見開いていながらも彼女だと気づかなかった。

もちろん、これは王漢が部屋に入っても電気をつけなかったおかげで、でなければ義母と張毅の密通は間違いなくバレていただろう。

張毅の言葉に対して、王漢はまったく疑うことなく、お人好しな笑みを浮かべて言った。

「そりゃあいい。若い二人は仲良くしてな。このわしはまだ孫を抱っこする日を待っているんだからな」

そう言うと、王漢はドアを閉めて部屋を出て行っ...